お得な付加年金とは

スタッフY.O.です。

今日は年金についてちょっとお得な話をさせていただきます。

 

お得な話なのですが、

対象者は国民年金の第1号被保険者に限ったお話となります。

 

国民年金の第1号被保険者とは、

「日本国内に住所を有する20歳以上60歳未満の者で第2号・3号被保険者でない者」

と規定されています。

 

要するに、自営業者や学生等が第1号被保険者となります。

ちなみに第2号は会社員や公務員等の厚生年金の被保険者、

第3号は第2号被保険者の配偶者です。

 

さて表題にある付加年金とは、

第1号被保険者(&任意加入被保険者)が定額保険料に付加保険料(月額400円)をプラスして納付すると、

老齢基礎年金に付加年金が上乗せされます。

 

上乗せされる年金額は「200円×付加保険料納付済月数」となります。

 

これがどのくらいお得なのかは、具体的な数字で見てみましょう。

 

例えば、付加年金に30年加入すると、

「400円×30年×12か月=144,000円」が支払った保険料の総額となります。

そして、この場合受け取れる付加年金の額は、

「200円×30年×12か月=72,000円」という年金が生涯受け取れるわけです。

 

つまりに2年間、年金を受け取ったら支払った保険料の元が取れてしまい、

あとは生涯ずっとプラスという年金なのです。

金額的には大きくないかもしれないですが、かなりお得な制度といえるでしょう。

 

この制度の注意点ですが、

・老齢基礎年金の受給権の取得が必須

・国民年金基金との重複加入はできません。

・付加年金はさかのぼって加入することはできません。

・国民年金保険料を納めていない月は、付加保険料を納付することができません。

となっておりますので、ご注意ください。

 

年度も替わって、ご自身・ご家族の退職・独立等で

第2号・3号被保険者から第1号被保険者に変更になる方もいらっしゃると思います。

一度、付加年金をお考えになってはいかがでしょうか。